リヴリー擬人化中心。
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プロフィール
HN:
あさつき
性別:
女性
職業:
ニート寸前学生
趣味:
絵描き、ゲーム、読書
自己紹介:
うちの子溺愛中。
バレンタインイベントを密かに楽しみにしてます。
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嗚呼、これは何かの呪いですか?
I still...
ー死体の国の王子サマー
I still...
ー死体の国の王子サマー
何処にでもある七不思議。
うちの学校にある物は少し奇妙な物があった。
最近作られた学校だからその影響だと思うけど。
1、図書室の右端の本棚には夜中3時に、呪いの本が現れる。
2、校庭の桜には、10年前自殺した高校生の死体が埋まってる。
3、図書室のベートヴェンは、深夜12時から3時までの間喋る。
4、下校時に鏡を見ると自分の死に際の顔が映る。
5、飼育小屋の鶏は喋る。
6、弁当箱に餃子を入れると必ず消失する。
7、3−Aの教室の窓際の席の幽霊に話しかけた人間は「失踪」する
五番目と六番目は絶対嘘だと信じたい(鶏が喋ってるのを俺は見た事が無いし、
弁当に餃子が入っていても、別に平気だった。)。いや、嘘だ。確実に。
しかしまあ、7番目だけが妙に具体的で信憑性があった。
幸か不幸か、俺は3-Aの教室の住人で、名簿にいない人間(いや、幽霊かもしれない)
が見えてしまったのだ。
もしかしたら、これは皆にも見えてるのかもしれないが、
見て見ぬ振りをしてるか、見えないようだ。
俺は、そう言う話を信じてないがもしかしたら・・と言う事もあって、話した事は無い。
「何してんだ本の虫」
「・・本の虫は無いでしょう。ちょっと考え事してただけです。」
クラスの男子A(名前忘れた)は、けらけら笑いながら、俺の耳元に口を寄せた。
「・・例の七つ目の幽霊・・俺見えたんだよな」
なんとまあ、ここにもアホがいたらしい。
こういう時は黙ってるのがセオリーだと思うんだが。
決めた。
・・こいつの心の中のあだ名は、アホ一号だ。
「ん?お前なんか失礼な事考えなかったか?」
「気のせいですよ。」
「・・まあ、それはいいとして、俺幽霊に話しかけようと思うんだわ。」
「やめといた方がいいんじゃありませんか?」
まあ、一応警告はしたからな。
後は好きにやってくれ。
「俺は信じてないんだよ。お前の弁当に餃子が入ってた影響もあってな。」
いや、普通誰も信じてないだろうが。
・・って何で俺の弁当の中身を知ってるんだ!?
***
その翌日。
アホ一号はいなくなってた。やっぱりアホだったからか。
・・にしても本当だったのか?7つ目の幽霊。
なんとなく嫌な予感はしてたが、その原因の大多数はあいつが原因だろう。と思う。
しっかしまあ、ある意味賞賛に値するよ。
「あ、ごめ・・」
「・・・」
しまった。
うっかり、幽霊の席を蹴ってしまった。
んで謝ってしまった。つまり・・命の危機、かもしれない。
うはははははは。
・・・父さん、母さん今まで育ててくれてありがとう
不真面目な息子ですいませんでしたー!
「・くが・・・の?」
「へ?」
「僕見えるの?」
こくり、と頷くと嬉しそうな顔をした幽霊。
あれ?いい奴なのかな?
「じゃあね!遊ぼうよ。放課後僕の家にきて!」
いきなり 告白 ですか?
あ、いやそっちの趣味は無いんですが。
俺はショタコンじゃないです。むしろバリバリノーマルです。
それは関係ないとして・・
こいつ本当に噂の幽霊か?(見えないぞ、幽霊に・・!!)
・・見たところあれだよな。
無害そうだし!(←ここ重要)
「あ、ああ、うん。」
もしかしたら、昔話みたいに宝物かなんかでも貰えるかも知れないし・・。
****
「ここだよ」
幽霊にも家ってあるんだな・・ほえー。
と思っていると、奴はどうぞ、と家に招き入れた。
見た感じ普通だ。お茶でも入れてくれるんだろうか。
そんな呑気な事を考えながら、俺は家に足を踏み入れた。
その瞬間
異臭がした。
まるで、何かが腐ったような、そんな。
「どうしたの?」
「あ、果物かなんか家にありませんか?あったら多分腐ってると思いますよ」
いや、普通言わないかも知れないが、一応言っておこう。
「・・そうかもね。ある意味果物、だよね?」
意味深な事を言うな。
チキンハートだから、胸が痛くなるだろうが。
まさか、俺もとって食われるんじゃないだろうな。
いや、それはないか・・
***
「これは・・?」
部屋には死体があった。
たくさん、たくさん、たくさん・・
壁には、血の跡。床には、相当無惨に扱われたと思われる死体。
元は人間だったであろう。
なのに、どうして・・?
「これね、僕のお友達なんだ。」
びくりと、肩が大きく動いた。
後ろでは、奴が冷静に話を続ける。愉しそうに笑いながら。
「友達がいなかったんだ、僕。それで高校に入ってから、僕に話しかけてくれた皆。
友達、いや、違うおもちゃかなあ、くすくすくす・・」
なんて事だ。
このパターンだと俺が死ぬみたいじゃないか。
大体、俺はうっかり机に足が当たっただけだぞ。
幽霊のくせに偉そうな・・
・・あれ?
あいつ、人間だよな?幽霊じゃないよな?
じゃあ、何で名簿にいない奴が・・?
そんな事を頭の片隅で冷静に考えていた。
「ねえ、君も」
冗談じゃない。
恐怖心で、身体が硬直していく。
ゆっくりと近づいてくる、奴。
後ろには壁。
最悪 だ。
俺はここで死ぬのか?
死にたくないのに死ななきゃいけないのか?
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ......
***
「・・あれ?xxx君とアンブリッジ君は」
「知らなぁい」
「例の幽霊が現れただとか?」
「あはは、幽霊なんかいないでしょ?
だってあいつの名前、名簿から消したの私達だしさぁ」
あはははは・・
そんな笑い声が、教室に響き渡った。
[あとがき]
なんかわけわかんない話になっちゃいましたよね。
ギャグとホラーの切り替わりが早過ぎてすいません。
アンブリッジ君が素敵設定でしたので、おまけ話に使わせて頂く事にしました・・!!
(犬への切り替わり入れられなかったぜ!)
すいません、すいません大好きです(何
それでは、知らない人様、アンブリッジ君、ご出演ありがとうございました!
お疲れ様会でもよろしくお願いします。
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