プロローグ

少女は大人になれなかった

大人になる前に死んでしまったから

少女は人間になれなかった

そのかわり神サマになった

そして少女は祈り続ける

誰かを救う為だけに。







プロローグ　神サマと　私
　　　　　　　ーAnd, I keep praying. ー

今日は、とても疲れた。
いつもより、少しけが人が多かったから。
いや、私の所に来る人が多かっただけ、か。

つまり、私が本当に人を救えてますか？って言われると
ごく少数だけ、としか答えられない。

だけど、私にはそれ以上は出来ないと思う。
何事にも限界がある、と思う。

だから出来るだけの事をしたい。

いつも、そう願ってる。

だけどふと思う事がある。
私は「いつまで」この行為を続けるんだろう、と。

偽善的で、自分勝手で・・
他の人にとってはそうかもしれない。

だけど、私は一生懸命やってる
つもり。

それに、大して気にならなかった。

だって神様は私に命をくれたから。

たとえ形は、異質でも。


それ以前に私はこの世界を愛していた。

だから、本当に無意味な問いだと、我ながら思う。




ほら、こうして考えてる間にもまた・・




［あとがき］
個人的に、「生前良い行いをした人間は神様になれる」と考えていて
そのイメージを小説にしてみました。
というか神様が出てきてない辺りは、GJですorz
私が小説を書くと大体こうなるんですが、
短くて、主人公の感情しか書いてない事が多いです。
これは小説と言うより詩じゃね？と思った方が楽かと思います・・orz

鈴都水仙様、ホワッチィさん、書かせて頂き有り難うございました。
とても楽しかったです。
お疲れ様会でもよろしくお願いします。


［補足説明］
And, I keep praying.

ーそして私は祈り続けるー